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パーソナル・カラー&イメージ |
パーソナル・カラーとパーソナル・イメージは、前者が身体色、後者が個人の内面/外面の特徴に起因するコーディネートの概念です。それぞれが独立した体系を持っていますが、どちらも相反する要素の縦横軸を基準としたチャートで理論を表現するところが共通しています。
ファッションスタイリングはそれぞれが特徴的な配色パターンを内包しており、カラーがそのスタイルの象徴的な役割を担っている場合もあります。一方、パーソナルカラーは4つの肌色のタイプごとに色の三属性に基づく指定色を割り当てています。したがって、パーソナルイメージで該当するスタイリングの特徴的カラーが、パーソナルカラーと合致しない場合も生じるのです。
パーソナルカラーと、パーソナルイメージのスタイリングカラーのズレは、色の各三属性やトーンで補うことができます。スタイリングカラーは具体的な配色ですが、それぞれが色相/明度/彩度の三属性で成り立っている色同士の連結ととらえることも出来ます。パーソナルカラーに望ましいスタイリングの該当色がない場合、自分のパーソナルカラーの中から三属性の近しい色を選び出し、スタイリング配色が持つイメージを再現することで、パーソナルイメージから逸脱することなく美しいカラーコーディネートを保持することが出来ます。 |
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パーソナルカラーによるスタイリングカラーの再現例 |
明るい色調のスプリングタイプの人が、ダークなスタイリングカラーのエスニックスタイルを着こなしたい場合、パーソナルカラーの中の三属性の近い色で代用することで、エスニックスタイルの配色イメージを再現出来ます。
「パーソナル・カラー」と「パーソナル・イメージ」イメージによるスタイリングの例をご紹介します。下のテキストリンクよりご覧下さい。 |
考文献
「カラーコーディネーター入門/色彩 改訂版」日本色研事業部
「ファッション・スタイルプランニング」本山光子/ファッション教育社
「ファッションイメージ小辞典」遠藤雅弘/三一書房 |