人間の色の個人差

 人間にも、色があります。もちろんそれは、我々を取り巻くあらゆる物と同様に、光源からの波長すなわち「光」を、「物体」としての人の体が吸収・反射し、その刺激を本人あるいは第三者の「目」が受け取ることで「色として知覚」されているものです。
 人間も色を持っている以上、色彩調和の論理を適用することが可能です。特に、メイクやファッションなどに配色技法に基づく色を当てはめ、組み立てていくのがいわゆる「カラーコーディネート」です。しかし、人の色(髪・瞳・肌・唇など)には個人差があり、人種・住環境などの違いによってより一層大きな差が現れます。肌を「面」としてとらえた場合、その露出度合いによって、「肌色」は「ベースカラー」にも「サブカラー」にも「アクセントカラー」にもなり得ます。衣服・メイクはもちろん。毛髪の量やメイクの強弱においても同様のことがいえるでしょう。しかもそれらの色同士が調和していなければ、大変不自然で、美しくない印象を与えてしまいかねません。ファッション・カラーコーディネートを考える場合、衣類同士の色の組み合わせだけでなく、個人個人の肌色と衣類・メイクとの相対的な配色関係を念頭に置く必要があります。

・露出による肌色の比率の変化

肌と衣服の面積比率を比較する女性のイラスト

irouseの解説キャラクターイラスト
衣服の丈・デザインなどによって、肌の露出量は変化します。人間の調和配色を考える場合、肌色と衣服の色の果たす配色上の役割は、その面積によって変わってきます。


・身体色によるメイクカラーの見え方の変化

肌色ごとのメイクの見え方の差を示す女性のイラスト

同じ口紅・アイシャドーでも、使う人の個人の目・髪・肌の色によって見え方が大きく異なります。色の選び方によっては、「色の不調和」が生じ「不自然」な印象になります。

irouseの解説キャラクターイラスト
肌は、年齢を重ねるにつれ、くすみやシミなどが現れ、毛髪の色も白髪に変化します。ファッション・カラー・コーディネートにおいて、肌の色は重要なポイントになります。


 身体色の特徴による分類の考え方を知ることは、自分自身の色を客観的に把握できる事に繋がり、ファッションカラーコーディネートにおいて「個人に似合う=調和する」色を選び出す際に非常に有効に働きます。数多い色彩の中から、「個人と調和する色」を知ることは、メイク・ファッション・インテリアなど日常におけるあらゆる色選びの際の指針となります。「個人と調和する色選び」の下敷きとなる「ベースカラー」「フォーシーズンカラー」を紹介いたします。下のテキストリンクよりご覧下さい。
ブルー・ベース/イエロー・ベース
フォー・シーズン・カラー

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参考文献「カラーコーディネーター入門/色彩 改訂版」日本色研事業部

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