表色系・マンセルシステム

アメリカの美術教育者マンセル(1858~1918)により創案された色表示方法で、色知覚の三属性を初めて尺度化した体系です。現在のマンセル色票のベースとなっているものは、1943年アメリカ光学会が視覚評価実験によって制定した修正マンセルシステムです。

●マンセル色相環
 マンセルシステムでは、色相のことをヒュー(Hue)と呼びます。赤、黄赤 黄、黄緑、緑、青緑、青、青紫、紫、赤紫の10色相を円環状に配置した色相環を用い、各色の間をさらに十進法に基づく段階評価によって1から10まで尺度分割します。10色相を10等分することによって100色相となり、各色相の尺度分割のうち5の番号がその色相の代表色となります。


●マンセル明度
 明度も十進法に基づいて尺度かされ、バリュー(value/絵画用語で「明暗」を意味する)と呼ばれます。最高明度の白を10、最低明度の黒を0とし、この無彩色の色段階が全色の明度基準となります。無彩色段階は、色の特徴を持たないという意味のニュートラル(neutral)の頭文字Nで表されます。


●マンセル彩度
彩度の尺度は、絵画用語で色の強さを意味するクロマ(Chroma)で表されます。無彩色の彩度を0とし、各明度段階に有彩色が少しずつ加わることで、彩度の段階も徐々に上がっていきます。着色料によって表現できる最高彩度は色によって限界があるため、各色相ごとの彩度における最高尺度は異なります。
これらマンセルシステムの、色の三属性に基づく色の関係を立体化したマンセル色立体という研究・教育材料も存在しています。色の表示は,Hue value/Chroma=色相 明度/彩度=H V/Cとして表します。

・マンセルシステムの色相環と三属性表記例


マンセルの表記方法のイラスト


irouseの解説キャラクターイラスト
色相(1~10/R~RP) 明度(0~10)/彩度(最低彩度0~最高彩度は色相により異なる)の順に表記します。無彩色の場合は、明度(0~10)の頭にNをつけるのみで表します。


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色名による分類
表色系による分類
表色系/マンセルシステム
表色系/JIS
表色系/PCCS

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参考文献「カラーコーディネーター入門/色彩 改訂版」日本色研事業部

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