金長の死後、染物屋の茂右衛門がその魂を金長大明神として弔い祀ったのが金長信仰の始まりです。昭和14年新興キネマが作製した映画「阿波狸合戦」のヒットの御礼として、日峰神社境内社として金長神社本宮が建立され、昭和31年に里宮として茂右衛門家の屋敷神の金長のご分霊が現在地に勧請されました。境内や拝殿内には狸の石像や人形が奉納され、拝殿正面横には武将姿の凛々しい金長大明神の姿絵が掲げられています。
徳島県下では、菓子「金長まんじゅう」を初め、様々な媒体で金長狸がモチーフとして親しまれています。特に小松島市では、町おこしのキャラクターとしてラッピング広告やオブジェなどに多用されています。毎年秋に行われる阿波の狸まつりでは、金長大明神を含めた狸のほこらを巡るラリーが開催され、子供たちでにぎわいます。スタジオジブリ「平成狸合戦ぽんぽこ」をはじめ、近年でもコミック漫画やアニメの題材として扱われ、再び全国の若者層から注目が集まっています。そんな中、金長神社の社殿のある市営グラウンドが都市公園へと再整備されるのに伴い神社の取り壊しが決定、2018年6月現在神社の消滅の危機に瀕しています。郷土の貴重な文化遺産、観光資源として、なんとか移築か再建の方向で進んでほしいものです。
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