精霊踊りや念仏踊りが原形であるともいわれ、徳島藩が成立して以後、盛んに踊られるようになったとされています。天正14年、徳島城が竣工した際、当時の阿波守・蜂須賀家政が城下に、城の完成祝いとして好きに踊るよう触れを出したことが発祥という説もあります。最初は、振りや演奏・衣装などに決まり事の無い自由なスタイルの踊りでした。阿波おどりという名称は徳島県内の各地で行われてきた盂蘭盆の踊りの通称であり、昭和初期から踊りのスタイルの確立にあわせて特定の呼称として定着したそうです。
現在の阿波踊りは男女で踊り方や装束が異なっているのが大きな特徴です。 男踊りは、半天(法被)を着て踊る半天踊りと、男物の浴衣をしりからげに着て踊る浴衣踊りがあり、いずれも頬かむりや鉢巻で足袋を履いて踊ります。 踊りの所作の振りは勇猛に、滑稽に躍るのが特徴です。基本的には素手ですが、団扇や提灯を持って踊られる場合があります。子どもや女性が男踊りのスタイルをとる場合もあります。
女踊りの場合は、浴衣に編笠を深く被り、草履ではなく下駄を履いて踊ります。 一般の浴衣の着付けと異なり、じゅばん、裾除け、手甲を付け黒繻子の半幅帯をお太鼓のように結ばれます。浴衣の柄は、コントラストの効いた踊り映えのする大柄なデザインが特徴です。現在の女踊りは、腕を高く上げ内股気味に進む動作が特徴で、より女性的でおしとやかに踊るのがよいとされます。
阿波おどりに用いられる楽器は「鳴り物」と総称され,そのお囃子の音色をぞめき(騒き)と表現します。古くは阿波踊りそのものが「ぞめき踊り」とも呼ばれていました。笛、三味線、締太鼓、大太鼓、鼓、鉦などが代表的な楽器です。連によっては尺八などの独自の楽器を用いる場合もあります。 基本のリズムは二拍子で、「ぞめき囃子」「阿波よしこの」や阿波地方の伝統民謡等が演奏されます。旋律楽器を用いず打楽器だけで演奏する場合もあります。
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