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色の見え方の効果 |
人間の網膜は、光を視感覚へ変換して、情報を脳に伝達します。この網膜の働きによって、色の見え方は様々に変化します。たとえば加法混色を利用したTVモニタは、RGB三原色のドットによって構成されており、減法混色を利用したカラー印刷はCMYの三原色に墨のBlack(K)による網点で構成されています。これらの小さな反射光=色の「点」が、人間の網膜で混色されて「画像」や「写真・文字情報」として知覚されるのです。また、衣服の小さな小花・水玉プリントは、離れたところからみると生地の地色と混じり合って一色の服を着ている様に見えるのも同様です。このような網膜による「色の見え方の効果」は分類して定義づけされています。
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・小さな模様の見え方
小さな模様は、人間の網膜上で混色され、遠くから見ると使われている模様の色が混じり合った一色として認識されます。 |
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・CMYの混色の原理
印刷物の小さなC:M:Yの網点は、その重なり具合によって、人間の目の網膜上で混色され、様々な「色」として認識されます。 |
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小さい色の集合体が、人下の目の錯覚によって、一つの色に見えます。TVモニタや、細かい粒子の入った塗装材料、絵の具なども同じ原理です。
代表的な色の見え方と、その名称をご紹介します。下のテキストリンクよりご覧下さい。 |
参考文献「カラーコーディネーター入門/色彩 改訂版」日本色研事業部
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