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感情

彩度の高い色は、濁りのない分だけイメージや印象も明快であり、「活動」「若々しさ」などの精力的イメージを沸かせます。中でも暖色系で高彩度な色は「興奮色」とされ、同時にそれらの色は視認性や誘目性の高い色とも重なります。逆に寒色系で低彩度の色は「沈静色」と呼ばれます。寒色系でも彩度の高い色は活動的なイメージを持っているのに対し、彩度の低い色は濁りの分だけ「鈍さ」「落ち着き」「静かさ」などを連想させます。

オレンジとブラウンのドット柄シャツを着た男性のイラスト
同じ暖色系の配色でも、右の中・低彩度の配色は大人しい印象になります。左側の高彩度の配色の方が、より興奮度が増し、活発な印象になります。

ブルーとネイビーのドット柄シャツを着た男性のイラスト
同じ寒色系の配色でも、左側の高彩度の配色では軽さや活発さがでます。右側の中・低彩度の配色の方が、落ち着いて静的な印象になります。
irouseの解説キャラクターイラスト
明度/彩度の結合概念「トーン」の違いによっても、同じ色相でも大きく印象が異なります。同一色相同士のカラーコーディネートの場合、トーンを上手く使うことで面白いバリエーションを持たすことも出来ます。


その他の色の心理効果は、下のテキストリンクよりご覧下さい。
色相のイメージ
トーンのイメージ
温度
重さ
感情
進出と後退
膨張と収縮


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参考文献「カラーコーディネーター入門/色彩 改訂版」日本色研事業部

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